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...... 2023年12月20日 の日記 ......
■ 《 民族的色彩 》   [ NO. 2023122001-1 ] co

【 ピアノ協奏曲 】

ジョリヴェ,アンドレ 〔仏〕
(1905.08.08〜1974.12.20) 69歳



現代フランス作曲界でメシアンとともに大家に
列しているジョリヴェは、ピアニストの母と、
画家であり、劇場の舞台装置家であった父との間に
パリのマンモルトルの付近で生まれた。

両親から芸術的資質を受け、芸術家になることを
望んだものの、ソルボンヌ大学で哲学を学んだ。

卒業後は教師となったが、音楽の勉強は続けていて、
最後に学んだヴァレーズの影響が大きい。

49年前の12月20日、心臓発作のためパリで
69年の生涯を閉じた。

ジョリヴェは、オーケストラの全ての楽器のために、
1曲ずつ協奏曲を書きたいと語っていて、
多くの協奏曲を作曲した。

1950年に作曲した 「ピアノ協奏曲」は、
彼の作品の中の傑作の一つに数えられる。

作曲の翌年にジョリヴェの指揮により、
パリで初演されたが、聴衆に理解されず
演奏中止をせまられた。
彼は「この曲が終わってから批判してください」と
言って演奏を続けた。

その後急速に真価が認められ、
翌年「パリ市音楽大賞」を受けている。

3楽章からなるが、第1楽章はアフリカ、第2楽章は
極東、第3楽章はポリネシアに素材がもとめられ、
民族的色彩が濃厚な曲となっている。

         第1楽章 Allegro deciso
         第2楽章 Andante con moto
         第3楽章 Allegro frenetico



(ピアノ)パスカル・ギャレ            
(管弦楽)デュースブルク・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮) ジョナサン・ダーリントン        
            ♪ 私が聴いた音源 ♪





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