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...... 2023年12月08日 の日記 ......
■ 《 多作家 》   [ NO. 2023120801-1 ] or

【 ロッシーニの主題による変奏曲 H. 290 】
                    
マルティヌー,ボフスラフ 〔チェコ〕
(1890.12.08〜1959.08.28) 68歳 胃癌



スメタナ、ドヴォルザーク、ヤナーチェク以後における、
チェコが生んだ最大の作曲家の1人のマルティヌーは、
133年前の12月8日、ボヘミアの田舎の小さな町の
ポルチカにある小さな教会の鐘楼の塔の上で 生まれた。
その塔の上の一間に一家4人が生活をしていた。

生まれたのはチェコだったが、一生のほとんどを
外国で過ごしている。

27歳でチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の
ヴァイオリン奏者をつとめ、29歳のときに
カンタータ「チェコ狂想曲」でスメタナ賞を受賞し、
作曲家としてデビューした。

33歳になってパリに行き、ルーセルから作曲を学んだ。
第二次世界大戦を契機にナチスを避けてアメリカへ渡り、
市民権を取得して、交響曲などの作曲に取り組んだ。
プリンストン大学の教授もつとめた。

その後アメリカを離れ、ヨーロッパ各地を経て
66歳のときにローマのアメリカアカデミーで教鞭を
執ったが居を構えることはせず、ホテル暮らしをした。

1958年に胃の手術をし、胃癌の末期だとわかり、
故郷チェコには帰ることなく翌年にスイスバーゼル
近郊の病院で68年の生涯を閉じた。

彼は速筆、多作家で作風は全体として新古典主義的だが、
個々の作品にはチェコスロバキアの民族性印象主義、
ジャズの影響が多様な現れ方をしている。

主要作品は、オペラ、バレエ音楽、交響曲、管弦楽曲、
協奏曲、ピアノ曲、合唱曲など多くの作品を残している。

1942年に作曲した「ロッシーニの主題による変奏曲」は、
ロッシーニの歌劇「エジプトのモーゼ」の中の1曲を
主題に用いて、4つの変奏曲が続く作品としている。

      Theme:Poco allegro - allegro moderato
      Variation 1: Poco allegro
      Variation 2: Poco più allegro
      Variation 3: Andante
      Variation 4: Allegro
      (Theme): Vivo - Moderato maestoso



(管弦楽)ミカエラ・フカチョバー
(指揮) イヴァン・クランスキー
      ♪ 私が聴いた音源 ♪




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