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...... 2023年12月01日 の日記 ......
■ 《 鎮魂歌 》   [ NO. 2023120101-1 ] v

【 ドイツ・レクィエム Op. 45 】
      
ブラームス,ヨハネス 〔ドイツ〕
(1833.05.07〜1897.04.03) 63歳 肝臓癌
         

        
死んだ人の霊をしずめ慰める音楽である
レクィエム(鎮魂歌)は、一般にラテン語の歌詞に
付曲されていて、カトリック教会の礼拝式に歌われる。

ブラームスのレクィエムは、一般的なレクイエムの
祈祷文ではなく、ルターによる旧約及び新約聖書の
ドイツ語訳から編集されていて、ドイツ語を歌詞とする
音楽会用のものである。

創造主の力、人生の無常さ、審判の恐怖、
死への運命慰め、残された者の悲しみ、
復活の希望の7つの部分で出来ていることなど、
形式的にも内容的にも、レクィエム以外の
なにものでもない。

このレクィエムの完成までには、
約10年間の歳月が流れている。
1856年の夏に恩師シューマンが悲劇的な
生涯を閉じ、ブラームスの悲しみ、死者への
冥福の祈りがこの「ドイツ・レクィエム」を作曲する
動機になったといわれているが、1865年に
老いてから夫と別居をし、寂しく死んだ
母のためにいそいで完成させることになった。

初演は、1867年12月1日にシューベルトを
記念するウィーン楽友協会の音楽会で、
初めの3曲だけが演奏された。

全てが完成したのは翌年で、初演は1869年だった。

最後の第7曲は、昇天した人々の久遠の平和を
祈るように穏やかに歌われ終わりを告げる。

第1曲 幸いなるかな、悲しみを抱くものは        
第2曲 肉はみな、草のごとく              
第3曲 主よ知らしめたまえ               
第4曲 いかに愛すべきかな、なんじのいますところは、  
    万軍の主よ                   
第5曲 汝らも今は憂いあり               
第6曲 われらここには、とこしえの地なくして      
第7曲 幸いなるかな、死人のうち、主にありて死ぬるものは



(ソプラノ)ミア・ペーション         
(バリトン)ディートリヒ・ヘンシェル     
(合唱)  ロンドン・フィルハーモニー合唱団 
(管弦楽) ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮)  ウラディーミル・ユロフスキ    
           ♪ 私が聴いた音源 ♪




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