 【 管弦楽のための変奏曲 Op. 31 】 シェーンベルク,アルノルト 〔墺→米〕 (1874.09.13〜1951.07.13) 76歳
 導入部、主題と9つの変奏、終曲からなる 「管弦楽のための変奏曲」は、1927年から 28年にかけて書かれた。
シェーンベルクにとって第3期と考えられる時期で、 12音技法によって作られている。
1923年に作曲した「5つのピアノ曲 作品23」が 12音の技法が初めて用いられた曲で、 それ以後、作品24から作品30までの7曲が 書かれているが、それらは全て室内楽、 合唱曲で大規模な管弦楽は、 作品31が初めてである。
最も高度な作曲技巧を示したこの曲は、 構成においても、管弦楽法においても 最も精巧な曲の一つである。
1928年12月2日にベルリンで、 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団により、 フルトヴェングラーの指揮で初演された。

(管弦楽)バーミンガム交響楽団 (指揮) サイモン・ラトル ♪ 私が聴いた音源 ♪
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