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...... 2023年11月28日 の日記 ......
■ 《 難曲のひとつ 》   [ NO. 2023112801-1 ] co

【 ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 Op. 30 】
         
ラフマニノフ,セルゲイ・ヴァシリエヴィチ 〔露〕
(1873.04.01〜1943.03.28) 70歳 癌
       

           
十九世紀末から二十世紀初頭にかけての
ピアノのヴィルトゥオーゾの1人に数えられる
ラフマニニフは、壮麗豪華な演奏で巨匠とうたわれた
ピアニストだったが、作曲家としてもロシア音楽史上に
名をとどめるほどの業績を残した。

ピアノ曲はもちろん、管弦楽曲、室内楽曲、声楽曲の
分野にも数々の優れた作品を書いている。
しかしなんといっても、ラフマニノフの
傑作とされている作品はピアノ曲で、24の前奏曲と
4曲のピアノ協奏曲が最も知られた作品である。

    ピアノ協奏曲 第1番 嬰ヘ短調 作品1(1891年)
    ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18 (1901年)
    ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30 (1909年)
    ピアノ協奏曲 第4番 ト短調 作品40 (1926年)
            
ピアノ協奏曲においては、華やかなピアニスティックな
効果の上に、旋律の豊かさと、思索的な深みが加えられ、
それらをつらぬく濃厚なロシア国民的色彩によって、
独自の音楽性が築かれている。

ピアノ協奏曲の中では難曲といわれる
「ピアノ協奏曲 第3番」は、 ドレスデン滞在中の
1907年に書き始められ、翌年ロシアに帰り、
その翌年はアメリカに演奏旅行をし、その間に
書き上げ、完成させたのは1909年になった。

初演は作曲の年の11月28日に、ラフマニノフの
ピアノ、ダムロッシュの指揮、ニューヨーク交響楽団
によって行なわれた。
作品は、ピアニストのヨーゼフ・ホフマンに献呈されたが、
彼は一度も演奏しなかった。

        第1楽章 Allegro ma non tanto
        第2楽章 Intermezzo:Adagio
        第3楽章 Finale:Alla breve



(ピアノ)ウラディーミル・アシュケナージ
(管弦楽)ロンドン交響楽団       
(指揮) アンドレ・プレヴィン     
         ♪ 私が聴いた音源 ♪




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