 【 パガニーニの主題による変奏曲 イ短調 Op. 35 】 ブラームス,ヨハネス 〔独〕 (1833.05.07〜1897.04.03) 63歳 肝臓病
 変奏曲の大家のブラームスが、ピアノ独奏用のために 書いた独立的な変奏曲のひとつである 「パガニーニ変奏曲」の主題は、ヴァイオリンの巨匠 パガニーニが作曲した無伴奏独奏用の 「24のカプリッチョ」の最後に出ている イ短調の曲の主題である。
パガニーニは、これに11の変奏をつけたが、 ブラームスは28の変奏曲を書いた。
他に、シューマンは 「パガニーニの狂想曲による練習曲作品3」と 「パガニーニの狂想曲による演奏会練習曲作品10」を、 リストは「パガニーニ大練習曲」を書いている。
ブラームスは、この曲をピアノ変奏曲の頂点に 達したと感じたのか、その後には独立的な ピアノ変奏曲を書かなかった。
1865年11月25日にチューリヒで、 ブラームス自身の演奏で初演された。

(ピアノ)イディル・ビレット ♪ 私が聴いた音源 ♪
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