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...... 2023年11月23日 の日記 ......
■ 《 ポーランド・レクイエム 》   [ NO. 2023112301-1 ] v

【 ラクリモーサ(涙の日よ)】
        
ペンデレツキ,クシシトフ (ポーランド)
(1933.11.23〜   )
           

               
ポーランド楽派の主要作曲家の一人で、
指揮者でもあるペンデレツキは、90年前の
11月23日にクラカウで生まれた。

少年時代にバイオリンを習い始めたが、
第二次世界大戦で楽譜が手に入らず、先生が
彼のために練習曲を書いてくれたことが、
作曲に興味をもつきっかけになった。

大学入学後、本格的に作曲を学んだが、
当時、社会主義体制下のポーランドでは、西側の
新しい情報は入ってこなかった。

1956年に社会主義圏で初めて現代音楽祭が、
ワルシャワで行なわれ、ペンデレツキの才能は
ようやく開花した。

そして、1960年に作曲した
「広島の犠牲者に捧げる哀歌」で一躍有名になった。
ナチのポーランド進攻を知るペンデレツキが
広島の被爆の惨状に思いをはせて書いたものとも
いわれているが、来日に際してこの作品が
「ヒロシマ」に捧げられるべきだと思い、
この標題が決まったようだ。

彼の作品は、不安や緊張をあおるような
独特の音響効果があり、映画「エクソシスト」にも、
数曲使われている。

連帯の委員長で、当時ポーランドの大統領だった
レフ・ワレサからの依頼で書かれた
「ラクリモーサ(涙の日よ)」は、
彼も電気技師として務めていたグダニスクの
造船所のデモで亡くなった人たちの
モニュメント除幕式用として19780年に
作曲された。

後に、「神の子羊」と一緒に
「ポーランド・レクイエム」に含められた。



(ソプラノ)ヤドヴィガ・ガドゥランカ   
(合唱)  クラクフ・ポーランド放送合唱団
(管弦楽) ポーランド放送クラクフ交響楽団
(指揮)  クシュシュトフ・ペンデレツキ 
          ♪ 私が聴いた音源 ♪





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