 【 ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ホ短調 Op. 108 】 フォーレ,ガブリエル 〔仏〕 (1845.05.12〜1924.11.04) 79歳
 フォーレはパリの宗教音楽学校で学び、1865年に 卒業後、地方の教会のオルガニストをつとめ、 普仏戦争には兵士として参加した。
その後パリに戻り、サン=サーンスなどが主催する 国民音楽協会に加わり、上流階級の社交の場の サロンなどにも出入りするようになった。
そんな交流の中、知り合った実業家の別荘に 出入りしていたベルギーのヴァイオリン奏者の ユベール・レオナールの助言を得ながら作られたのが、 1876年の本格的な作品となった 「ヴァイオリン・ソナタ 第1番」である。
彼はそれまでに、歌曲・合唱曲・ピアノ曲は 出版していたが、声楽とピアノ曲以外の領域に 手をそめたのは初めてだった。
1896年にパリ音楽院の作曲家教授に任命され、 1905年から20年まで、デュポアの 後を継いで同行校長となった。
「ヴァイオリン・ソナタ 第2番」は、この校長在任中の 1917年に作曲され、ブルジェの王妃の エリザベートに捧げられた。
着手したのは前年の夏で、第1番とは対照的に フォーレ晩年の簡潔で気品のある書法で 書かれている。
第1番を作曲してから41年を経ていて、前作とは 対照的にフォーレ晩年の簡潔で気品のある 書法で書かれている。
1917年11月10日に国民音楽協会の演奏会で リュシアン・カペーのヴァイオリンと アルフレッド・コルトーのピアノで初演された。
第1楽章 Allegro non troppo 第2楽章 Andante 第3楽章 Finale: Allegro non troppo

(ヴァイオリン) シャロモ・ミンツ (ピアノ) イェフィム・ブロンフマン ♪ 私が聴いた音源 ♪
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