 【 交響曲 第3番 ニ長調 Op. 29「ポーランド」】 チャイコフスキー,ピョトル・イリイチ 〔露〕 (1840.05.07〜1893.11.06) 53歳 コレラ
 チャイコフスキーは、交響曲を第1番〜6番までと、 番号なしの「マンフレッド」の7曲を書いた。 第1番「冬の幻想」、第2番「小ロシア」、 第3番「ポーランド」は、素朴な民族的表現が中心と なっていて、後の3つの作品の準備段階ともいえる。
1875年の夏に作曲した第3番の「ポーランド」 という名前は、作曲者による命名ではなく、 最終楽章にポーランドの舞曲ポロネーズのリズムが 用いられていることによるもので、この曲が ロンドンで演奏された際につけられた。
この曲は5楽章からなり、彼の交響曲では この曲だけが長調である。 作曲した年の11月7日、モスクワにおいて ニコライ・ルビンシティン指揮のロシア音楽協会の 演奏会で初演された。
彼の才能があまり発揮されていない作品ともいわれ、 他の交響曲よりも演奏されることが少ないが、 N響の音楽監督だったのアシュケナージの就任後 初の定期演奏会で演奏されたのはこの曲だった。
第1楽章 Moderato assai-Allegro brillante 第2楽章 Allegro moderato e semplice 第3楽章 Andante elegiaco 第4楽章 Scherzo 第5楽章 Allegro con fuoco

(管弦楽) NHK交響楽団 (指揮) ウラディーミル・アシュケナージ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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