 【 交響曲 第8番 ハ短調 Op. 65 】 ショスタコーヴィチ,ディミトリー 〔ソビエト〕 (1906.09.25〜1975.08.09) 68歳 肺癌
 「交響曲 第8番」は独ソ戦争満二周年目の 1943年の夏に、モスクワのソ連作曲家同盟所属の 作曲家のための厚生施設の「創作の家」で 二カ月かけて書かれた。
ショスタコーヴィチの交響曲は、「第7番」が戦争の 前半期、「第8番」は戦争の後半期、「第9番」が 戦後の作品で、この3曲は「戦争3部作」となっている。
「第8番」は、全曲ソナタ形式をとらず、自由な 幻想曲的な構成をとっている。 楽器編成も大きく、演奏時間も長い。
第1楽章のAdagioは全曲の演奏時間の半分を 占めていて重く、第4楽章のLargoの暗さが 相当強く全曲の性格を支配している。
各楽章の主題や主要旋律の間に、動機的な 関連性がみいだされる。
1943年11月4日にムラヴィンスキーの指揮、 ソヴィエト交響楽団により初演され、 ムラヴィンスキーに献呈された。
第1楽章 Adagio - Allegro non troppo 第2楽章 Allegretto 第3楽章 Allegro non troppo 第4楽章 Largo 第5楽章 Allegretto - Adagio - Allegretto

(管弦楽) ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮) ウラディーミル・アシュケナージ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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