 【 オラトリオ「エリヤ」Op. 70 】 メンデルスゾーン,ヤーコブ・ルードヴィヒ・ フェリックス 〔独〕 (1809.02.03〜1847.11.04) 38歳
 メンデルスゾーンの宗教音楽には優れた作品が 数多いが、中でもオラトリオ「聖パウロ」(1836年) カンタータ「頌歌」(1840年) オラトリオ「エリヤ」(1845年)は、 大合唱団体のレパートリーの一つとして 演奏され愛好されることの多い曲である。
彼が心血を注ぎ込んだ偉大な労作の 「エリヤ」は、 死の1年前に完成し初演された。
楽曲構成、フーガ法にバッハ、ヘンデルの影響が 著しいが、メンデルスゾーン独自の、 ロマンチックで魅惑的な旋律、色彩感にあふれた 和声法と管弦楽法、息詰まるような劇的な迫力など、 ロマン楽派期の最大の宗教音楽である。
旧約聖書に記されている予言者エリヤの行動を、 第1部では、バアルを駆逐しエホバの怒りを解いて、 イスラエル民衆を干ばつから救う物語。 第2部では、迫害から逃れ聖旨のままに大事業を 完遂し、最後に昇天するまでを扱っている。

ー序曲ー
(管弦楽)ロンドン交響楽団 (指揮) リチャード・ヒコックス ♪ 私が聴いた音源 ♪
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