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...... 2023年10月25日 の日記 ......
■ 《 習作 》   [ NO. 2023102501-1 ] s

【 夜想曲 第1番 ヘ長調 】
            
ビゼー,ジョルジュ 〔仏〕
(1838.10.25〜1875.06.03) 36歳 敗血症
            

                 
ビゼーは185年前の10月25日にパリで生まれた。
父は声楽教師、母はピアノ奏者という恵まれた
環境の家に育ち、幼少から音楽的才能を示し、
9歳でパリ音楽院に入学、19歳のときに
カンタータ「クローヴィスとクロティルデ」で、
ローマ大賞を受賞している。

「僕は今にもまして、モーツァルトとロッシーニが
最も偉大な音楽家であることを確信する。
僕の本性はドラマティックな熱情よりも、単純な
軽い音楽にむいているようだ」と彼は書いている。

モーツァルトの優雅さ、ロッシーニの軽快さに加えて
彼が尊敬していたベートーベン、また形式上では
ハイドンの影響が感じられる作品を残している。

多くの作品を作曲したが、20代後半から
酒に親しみ、次第に健康が損なわれた。

ドビュッシーに「彼はあまりにも若く死んだ」と
言わせたビゼーは、パリ近郊のブジヴァルで心
臓病のため36年の生涯を閉じた。

彼は死に先立って、後世に残すべきでないと
思った作品を、全部消却してしまった。

1854年、16歳のときに作曲した初期の作品の
ピアノ曲「夜想曲 第1番」は、2曲残された
夜想曲の最初の曲で、冒頭左手のアルペジオに
乗せて幻想的でリリカルなテーマが奏される。

音楽院時代の習作とされているが、
ピアノの名手だったビゼーらしい名品である。



(ピアノ)ジャン・マルク・ルイサダ
      ♪ 私が聴いた音源 ♪




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