![](http://okamo22.ydiary1.nazca.co.jp/2023/img/2023101901.gif) 【 歌劇「エフゲニー・オネーギン」】 チャイコフスキー,ピョトル・イリイチ 〔露〕 (1840.05.07〜1893.11.06) 53歳 コレラ
![](http://hiroko22.sakura.ne.jp/s.line/coun6-2.GIF.gif) ロシアの文豪プーシキンが書いた悲劇的な人物の エフゲニー・オネーギンは、自分の存在を無意識に感じ、 その虚無的な行動から周囲のものを不幸にしていく。 その彼を思慕するタチアーナは純朴な田舎の 領主の娘で、「ロシアの土」の理想化された いわばロシア人の理想のタイプである。
チャイコフスキーは、この作品を主人公は エフゲニー・オネーギンではなくてタチアーナにし、 彼女のあらゆる感情の陰影を同感をもって 追求した第3幕のオペラとした。
このオペラは、作曲を始めてから完成までに 2年かかっているがその間、アントニーナ・ミリューコヴァ からの熱狂的な結婚の申し入れがあり、数週間の 結婚生活ーその破局と自殺の企てー神経性発作ー 外国での療養という一連の悲劇があり一時中断された。
そのころから、文通上だけの女性のフォン・メック夫人の 精神的、物質的な援助により、健康と創作力を 回復し、脱稿することができた。
初演は、アレクサンドル三世皇帝の命により ペテルブルグ帝国劇場で、1884年10月19日に 行なわれたが、その5年前にモスクワ音楽院 オペラ科の学生たちにゆだねた初演も 行なわれている。
劇的なダイナミックな舞台効果は意図とせず 純粋な抒情劇としたので、チャイコフスキーは 「オペラ」とは呼ばず、「抒情的場面」と呼び、 大劇場のスタッフを使わない初演だった。
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第2幕 ワルツ
(管弦楽)ベルリン放送交響楽団 (指揮) フェレンツ・フリッチャイ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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