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...... 2023年10月15日 の日記 ......
■ 《 最高傑作 》   [ NO. 2023101501-1 ] sy

【 交響曲 第2番 変ホ長調 Op. 38 】
          
フィビヒ,ズデニェク 〔チェコ〕
(1850.12.21〜1900.10.15) 49歳
       

         
フィビヒは、当時オーストリア帝国の支配下にあった
ボヘミア地方でチェコの貴族に仕える父親と、
ウィーン出身の母親との間に生まれた。

母親からピアノの手ほどきを受け、
後にライプツィヒ音楽院で学んだ。

23歳のときに結婚し、翌年双子の男女が生まれたが、
その日に男児は亡くなり、2年後にはもう一人の女児が、
そして妻も亡くなってしまった。

妻が自分の姉と一緒になってくれるよう願っていたので、
再婚をし男児が生まれたが、43歳ごろから教え子の
アネシュカ・シュルゾヴァーと親密な関係が始まり、
フィビヒが世を去るまで続いた。

123年前の10月15日に風邪をこじらせて、
49年の生涯を閉じた。
その5年後にアネシュカは自らの手で生涯を閉じている。

スメタナ、ドヴォルザークに次いで、ボヘミア国民楽派の
創始者の一人に数えられるが、初期の段階から
シューベルト、シューマン、ワーグナー、ブラームス
などから、ドイツロマン派的色彩を強く受けている。

1893年に書かれた「交響曲 第2番」は
チェコ色を濃厚にもっていない。

作曲された年の4月にフィビヒ自身の指揮により
プラハで初演され、続いてハンス・リヒター指揮の
ウィーンフィルでの演奏会でも大成功をおさめて
フィビヒのオーケストラ作品の中の
最高傑作との定評をえている。
中でも第2楽章のバラード風のアダージョは
作品の成功に大きく寄与している。

        第1楽章 Allegro moderato
        第2楽章 Adagio
        第3楽章 Scherzo and Trio: Presto
        第4楽章 Finale: Allegro energico



(管弦楽)ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮) イルジー・ヴァルトハンス    
          ♪ 私が聴いた音源 ♪




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