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...... 2023年10月07日 の日記 ......
■ 《 ミュラーの詩 》   [ NO. 2023100701-1 ] v

【 歌曲集「美しき水車小屋の娘」Op. 25 】
       
シューベルト,フランツ・ペーター 〔墺〕
(1797.01.31〜1828.11.19) 31歳 チフス
            
ミュラー,ヴィルフェルム 〔独〕
(1794.10.07〜1827.10.01) 32歳 脳卒中
        

              
ドイツの詩人ミュラーは、7人の子供の第6子として
229年前の10月7日にデッサウで生まれた。
3歳になる前に他の兄弟は全員他界し、
ヴィルムヘルムは一人っ子として育った。

1812年ベルリン大学に入学。
1814年11月18日に初めての連作詩集
『美しき水車小屋の娘』を書いた。
これは、77篇のロマンチックな詩を集めた
「遍歴のワルトホルン吹き」という詩集の巻頭を飾る
作品として、「美しい水車場の娘」を発表している。

ミュラーの晩年は、故郷のデッサウに帰って、
そこの図書館長として一生を終えた。
1824年にはワイマールを訪れて
ゲーテとも面会している。

1826年ごろから病気がちになり、重い百日咳で
療養をしていたが、1827年に脳卒中で
32年の生涯を閉じた。

「美しい水車場の娘」(D. 795)
「冬の旅」(D. 911)という
二大歌曲集以外にも、シューベルトの絶筆とされる
「岩の上の羊飼い」(D. 965)の一部に、
ミュラーの作品「山の羊飼い」が使われている。

シューベルトの歌曲集「美しき水車小屋の娘」
(1823年)は、「冬の旅」(1827年) 「白鳥の歌」
(1828年)と共に3大歌曲集と呼ばれている。

「冬の旅」と「美しき水車小屋の娘」は当時、
素朴清新な抒情味が大衆に喜ばれ、
人気のあったミュラーの詩に曲がつけられた。

この歌曲集は、ミュラーの代表作の一つの
「ワルトホルン吹き」の遺稿からの詩集から、
合計20曲に付曲されたが、詩は全部を連ねることで
一つのはっきりした筋をもっている。

第1曲「さすらい」から第20曲「小川の子守歌」まで、
修行中の若者が水車小屋の娘を思う
素朴な心情が歌われる。

        第1曲 さすらい
        第2曲 どこへ?
        第3曲 止まれ?
        第4曲 小川への言葉
        第5曲 仕事を終えた宵の集いで
        第6曲 知りたがる男
        第7曲 苛立ち
        第8曲 朝の挨拶
        第9曲 水車職人の鼻
        第10曲 涙の雨
        第11曲 僕のもの
        第12曲 休み
        第13曲 緑色のリュートのリボンを手に
        第14曲 狩人
        第15曲 嫉妬と誇り
        第16曲 好きな色
        第17曲 邪悪な色
        第18曲 凋んだ花
        第19曲 水車職人と小川
        第20曲 小川の子守歌



(バス・バリトン)トーマス・クヴァストホフ
(ピアノ)    ユストゥス・ツァイエン 
           ♪ 私が聴いた音源 ♪




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