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...... 2023年10月06日 の日記 ......
■ 《 死者の歌 》   [ NO. 2023100601-1 ] sy

【 交響曲 第14番 ト短調 Op. 135 】
         
ショスタコーヴィチ,ディミトリー 〔ソビエト〕
(1906.09.25〜1975.08.09) 68歳 肺癌
         

            
二十世紀を代表する大作曲家のショスタコーヴィチは、
マーラー以降の最大の交響曲作曲家として、
ベートーベンやブラームス、マーラーらと並ぶ
交響曲の大家として15曲の交響曲を書いた。

19歳のときに作曲した 交響曲第1番で、
一躍天才作曲家として認められその後、
わずかの間に世界中の演奏会場に広がり、
「ソビエトの生んだ最初の天才」
「現代のモーツァルト」といった賛辞につつまれた。

しかし、共産党機関紙から“ブルジョア的”と
名指しで批判され、いったん失脚したが、
社会主義リアリズム路線に忠実な古典的傑作の
「交響曲第5番」を作曲した後、カンバックした。 

   交響曲 第1番 ヘ短調 作品10  (1925年)
   交響曲 第2番 ロ長調 作品14「十月革命に捧ぐ」(1927年)
   交響曲 第3番 変ホ長調 作品20「メーデー」 (1929年)
   交響曲 第4番 ハ短調 作品43  (1936年)
   交響曲 第5番 ニ短調 作品47  (1937年)
   交響曲 第6番 ロ短調 作品54  (1939年)
   交響曲 第7番 ハ長調 作品60「レニングラード」(1941年)
   交響曲 第8番 ハ短調 作品65  (1943年)
   交響曲 第9番 変ホ長調 作品70 (1945年)
   交響曲 第10番 ホ短調 作品93  (1953年)
   交響曲 第11番 ト短調 作品103 (1905年)
   交響曲 第12番 ニ短調 作品112 (1017年)
   交響曲 第13番 変ロ短調 作品113「バビ・ヤール」(1962年)
   交響曲 第14番 ト短調 作品135「死者の歌」(1969年)
   交響曲 第15番 イ短調 作品141 (1971年)
           
「交響曲 第14番」は11楽章からなり、
ソプラノとバスの独唱がついていて、歌詞は
4人の詩によるもので、死がテーマである。

無調、12音技法、トーンクラスターなど
前衛技法が用いられている。

1969年9月29日に初演されたが、その一週間後の
10月6日にモスクワで初演された。

   第1楽章 Adagio 「深いところから」
   第2楽章 Allegretto 「マラゲーニャ」
   第3楽章 Allegro molto - Adagio 「ローレライ」
   第4楽章 Adagio 「自殺」
   第5楽章 Allegretto 「心して」
   第6楽章 Adagio 「マダム、ご覧なさい」
   第7楽章 Adagio 「ラ・サンテ監獄にて」
   第8楽章 Allegro 「コンスタンチノーブルのサルタンへの
                 ザポロージェ・コサックの返事」
   第9楽章  Andante 「おお、デルウィーク、デルウィーク」
   第10楽章 Largo 「詩人の死」
   第11楽章 Moderato 「結び」



(バリトン)ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ
(ソプラノ)ユリア・ヴァラディ            
(管弦楽) コンセルトヘボウ管弦楽団         
(指揮)  ベルナルド・ハイティンク         
        ♪ 私が聴いた音源 ♪




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