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...... 2023年10月02日 の日記 ......
■ 《 オラトリオ作曲家 》   [ NO. 2023100201-1 ] v

【 美しきエレン Op. 24 】
      
ブルッフ,マックス 〔独〕
(1838.01.06〜1920.10.02) 82歳



ブルッフは十九世紀後半、西ドイツで
最も賞賛されたオラトリオ作曲家だが、
バイオリンの作品によって重要な地位をしめていた。

ケルンで生まれたブルッフは、優秀な
オラトリオ歌手の母親から最初の音楽教育を受け、
11歳で交響曲を書き、14歳で
モーツアルト奨学金を得て、作曲の勉強をした。

43歳のときに、ベルリンのソプラノ歌手の
トゥチェックと結婚した。

72歳で隠退するまで社会的活動を続け、
文化勲章も受け、103年前の10月2日に
ベルリン近郊のフリーデナウで
82年の生涯を閉じた。

オペラ、合唱曲、カンタータなどを作曲し、
ブルッフ自身の指揮で大成功をおさめ、
全ドイツに盛名を馳せた。

数多くの声楽曲を書き残しているが、
彼の声楽曲の様式は、メンデルスゾーンの
系統をひき、ロマンチックで甘ったるい一面、
繊細な表現がみられる。

29歳のときの作品「美しきエレン」は、ソプラノ、
バリトン、混声合唱、管弦楽の編成で、
ガイベルの詩に作曲したものである。

物語りは、スコットランドで敵に包囲された
イングランドのエドワードの軍隊が、絶望の
状態にあったとき城の中にいたエレンは、
1人援軍の到来を信じて人々を勇気づけ、
ついにカムベルの軍勢が救援に来るまで
持ちこたえるという話しである。





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