 【 乙女の祈り 】 バダジェフスカ,テクラ 〔ポーランド〕 (1838.?〜1861.9.29) 23歳
 バダジェフスカは、ポーランドの首都ワルシャワで 生まれ、162年前の9月29日同地で、 わずか23歳で世を去った女流ピアニストである。
現在でも世界各国で愛奏されている 「乙女の祈り」は18歳の時に作曲したと 書かれたものもあるが、作曲年代も作曲された 事情も全く不明であるとも・・・
彼女は、35曲のサロン的なピアノ曲を残しているが 「乙女の祈り」以外はあまり知られていない。
この曲を、アントン・チェーホフがその代表作 「3人姉妹」の終幕で用いているが、現実生活を あきらめ、新しい世界を求めてモスクワに 旅立とうとする乙女イリーナの未来への願いを表す 場面には、効果的だった。

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