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...... 2023年09月27日 の日記 ......
■ 《 ロン=ティボー国際コンクール 》   [ NO. 2023092701-1 ] ch

【 ピアノ三重奏曲 第3番 変ロ長調 K. 502 】
         
モーツァルト,ヴォルフガング・アマデウス 〔墺〕
(1756.01.27〜1791.12.05) 35歳
        
ティボー,ジャック 〔仏〕
(1880.09.27〜1953.09.01) 72歳 事故死
           

        
名ヴァイオリニストのティボーは、ボルドー市の
音楽教師を父に143年前の9月27日に生まれた。
8歳でリサイタルを開くという幼くしてヴァイオリンの
才能を発揮し、13歳からパリ音楽院で学び
一等賞で卒業をした。

名指揮者のコロンヌに見い出され、
コロンヌ管弦楽団で独奏者として名声を得た。

かつてベリオ(ベルギーのヴァイオリニスト)が
愛用していたストラディヴァリウスを自由自在に
操ったその音色は、繊細典雅をきわめ
高雅な趣味にあふれた陶酔的なものであった。

1905年に、ピアノのアルフレッド・コクトー、
チェロのパブロ・カザルスと共に
「カザルス三重奏団」を結成して活躍した。

1943年には、ピアニストのマルグリット・ロンと
協力して、ロン=ティボー国際コンクールを
開催し、後進の育成にも力を注いだ。

1953年9月1日、彼は来日途中、乗っていた
飛行機がアルプス山脈に衝突し、
72年の生涯を閉じた。

モーツァルトは、全部で8曲のピアノ三重奏曲
(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ)を書いた。
ただ、一曲はピアノ、クラリネット、ヴィオラの
編成のものがある。

それらの三重奏曲は、親しい人たちの間で
演奏される家庭的な音楽で、すてがたい
味わいのある、見事な構成と内容をもっている。

これらの作品はウィーン時代(1783年〜1788年)に
作曲されているが「 ピアノ三重奏曲 第3番」は
30歳のときの作品である。

家庭的な雰囲気にあふれた親しみやすい
曲想をもっているが、モーツァルトはピアノを
協奏曲的に活躍させていて、ヴァイオリンと
チェロにもより積極的な役割を与えている。

          第1楽章 Allegro
          第2楽章 Larghetto
          第3楽章 Allegretto



(ピアノ)   マリア・ジョアン・ピリス
(ヴァイオリン)オーギュスタン・デュメイ
(チェロ)   ジャン・ワン      
          ♪ 私が聴いた音源 ♪




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