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...... 2023年09月23日 の日記 ......
秋分の日


■ 《 英雄オペラ 》   [ NO. 2023092301-1 ] o

【 歌劇「ノルマ」】
    
ベッリーニ,ヴィンチェンツォ 〔伊〕
(1801.11.03〜1835.09.23) 34歳
     

         
十九世紀前半のイタリアの歌劇作家のひとりの
ベッリーニは、オルガニストを父にもち、幼少のころから
楽才を示し、24歳のときに処女作オペラを書いた。

全10作のオペラを残し、188年前の9月23日に
パリ近郊のピュトーで34年の短い生涯を閉じた。

第8作目の「ノルマ」は、作曲者自身が
「全てを棄ててもノルマは助けたい」と述べたほど、
本人が愛した作品で、スメの同名の悲劇に基づき、
ロマーニが台本を作成した、2幕のオペラである。

主役の尼僧長ノルマの役は、代々名ソプラノ歌手に
受け継がれていて、ベル・カント唱法の名手で、
声と技と風格を求められることから、
プリマ・ドンナ・オペラと呼ばれている。

マリア・カラスが「全てのアリアの中でも最も難しい」
と言ったといわれる第1幕 第1場で歌われる
「清らかな女」は歌い手の力量に左右されると
いわれるが、単独で歌われることが多いアリアである。

ベッリーニの音楽は、音楽史上最も美しい旋律美の
創造者のひとりにあげられるが、深い憂愁と孤高の
気品と、いいようもない心の悲しみにみちていて、
他に類のない感動を与える。

ショパンは、ベッリーニの熱烈な賛美者で、死の床で
彼のアリアを聴きたいと願ったといわれるが、
他にも多くの作曲家に影響を与えている。



(ソプラノ)マリア・カラス
   ♪ 私が聴いた音源 ♪




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