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...... 2023年09月14日 の日記 ......
■ 《 ルイ16世の思い出に捧ぐ 》   [ NO. 2023091401-1 ] v

【 レクイエム 第1番 ハ短調 】



ケルビーニ, ルイジ 〔伊〕
(1760.09.14〜1842.03.15) 81歳  

ケルビーニといえば、ベートーベンが最も尊敬する
大家の1人として、彼に影響を与えた作曲家である。

ベートベンが生まれる10年前の1760年9月14日に、
フィレンツェの劇場でチェンバロ奏者をつとめていた
父の10番目の子どもとして生まれた。

幼少のころ父から音楽の手ほどきをうけ、
早くから教会音楽を作曲していた。
後に、オペラ、交響曲、序曲なども作曲し、
指揮者としても活躍したが、晩年は音楽院の
院長に就任した。
1841年老齢のため引退し、パリで生涯を閉じた。

イタリア生まれのケルビーニだが、活躍の主な
舞台はフランスだったため、作品の全てにおいて
イタリア的な旋律性とフランス的な優雅さを示し、
ドイツ的ともいえるある種の重厚さと劇的表出性を
持っている作曲家だった。

ケルビーニは、ナポレオンとは終始折り合いが悪くて、
ナポレオン全盛時代には、隠棲生活を送っていたが、
この英雄の失脚後は、ルイ十八世の音楽監督として、
華々しく第一線に復帰した。
しかし、ブルボン王朝は衰退の一途を辿っていった。

宗教音楽は2曲のレクイエムと7つのミサ曲を
作曲している。

「レクイエム ハ短調」は、ルイ十六世の
冥福を祈る大式典のために、ルイ十八世の
命によって1816年に作曲された。

革命の犠牲となって断頭台上に露と消えた
ルイ十六世の運命は、ケルビーニ自ら目の
当たりにしたことからなみなみならぬ
感動をもって作曲に取り組んだといわれている。



(合唱) ローマ聖チェチーリア音楽院合唱団 
(管弦楽)ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団
(指揮) カルロ・マリア・ジュリーニ    
           ♪ 私が聴いた音源 ♪




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