 【 ピアノ協奏曲 ハ短調 】 スヴェトラーノフ,エフゲニー (露) (1928.09.05〜2002.05.03) 73歳
 ロシアの指揮界のみならず、世界の音楽界を 代表する巨匠のスヴェトラーノフは、95年前の 9月5日にモスクワで生まれた。
モスクワ音楽院で学び、在学中の25歳のときに モスクワ放送交響楽団で自作の交響詩を指揮して デビューし、翌年から10年間、ボリショイ歌劇場の 首席指揮者を務めた。
その後、ソビエト国立交響楽団(現在のロシア国立 交響楽団)の音楽監督・首席指揮者に就任し、 35年にわたり数多くの偉大な業績を残したが、 2000年に楽団との見解の相違により決別し、 フリーな立場での活動を続け、その卓越した巨大な 音楽性、カリスマ性に絶大なる賞賛をうけてきた。
日本には15回来日し、126回の演奏会で聴衆を 魅了したが、そのうちの33回は、NHK交響楽団の 客演指揮者としての公演である。 2000年10月にNHK交響楽団の指揮が、日本での 最後の公演となり、2年後にモスクワの自宅で 心臓麻痺により永眠した。
スヴェトラーノフは、作曲家としても作品を残して いるが、1976年に作曲した2楽章構成の ピアノ協奏曲は、ロシアン・ロマンチシズムに溢れ、 ラフマニノフを思わせる曲である。 日本では、1978年にソビエト国立交響楽団と 来日した折に1度だけ彼の指揮で演奏された。
第1楽章 Andante 第2楽章 Allegro

(ピアノ)ウラディーミル・オフチニコフ (管弦楽)サンクトペテルブルク・アカデミー交響楽団 (指揮) アレクサンドル・ドミトリエフ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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