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...... 2023年09月05日 の日記 ......
■ 《 ロンドンのバッハ 》   [ NO. 2023090501-1 ] s

【 ソナタ ニ長調 Op. 5 No. 2 】
          
バッハ,ヨハン・クリスティアン 〔独〕
(1735.09.05〜1782.01.01) 46歳
          

           
バッハの家系は、200年にわたって50人以上もの
音楽家を輩出した大音楽家系だが、その中の
ひとりがヨハン・クリスティアン・バッハで、
288年前の9月5日にライプツィヒで産まれた。

彼は、大バッハのヨハン・セバスティアン・バッハの
末子で、母は大バッハの2度目の妻
アンナ・マグダレーナ・バッハだが、15歳の時に
父を失ったため、兄たちのように大学教育を
受けられず、21歳年上の次兄のもとで
音楽教育を受けた。

27歳のときロンドンに移り、イギリス王妃の
ソフィアシャーロットにクラブサンのための6曲の
協奏曲を献呈した後、王妃の音楽教師に任命され、
以来ロンドン社交界で最も人気のある音楽教師となった。

そのロンドンでは21歳年下の天才少年
モーツァルトに会っている。
その後、パリでも再会していて、
少なからぬ影響を及ぼしている。

約60曲の交響曲を書いたが、深い味わいはないものの、
耳あたりの良い快い音楽の作曲家として、
時流に乗った音楽家のひとりであったといわれている。

バッハの作品は、活躍した地名をとって呼ばれているが、
「ロンドンのバッハ」といえば彼のことである。

ロンドンで活躍していたころの1766年に6曲からなる
チェンバロ、またはピアノフォルテの
ためのためのソナタ集作品5を出版した。

この曲集は、クラヴィーアを習っている人や
アマチュア演奏家を対象としたもので、技術的にも
比較的やさしく弾けるように書かれている。

         第1楽章 Allegro di molto 
         第2楽章 Andante di molto
         第3楽章 Minuetto



(チェンバロ)グスタフ・レオンハルト
        ♪ 私が聴いた音源 ♪





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