 【 シャコンヌ ニ短調 】
クープラン,ルイ 〔仏〕 (1626頃〜1661.08.29) 35歳 ?

クープラン家は、約2世紀にわたり優れた音楽家を 多数生み出した点で、ドイツのバッハ家と比べられる。
代々音楽を職とした、クープラン家の 最も高名な音楽家のルイ・クープランは、 教会オルガニストだったシャルル・クープランの 三男として、ショーム・アン・ブリーで生まれた。
パリで活躍し、成功した最初の音楽家で、 クラブサン、オルガン、ヴィオール演奏の 達人だったが、23歳までの前半生については、 詳しいことがわからない。
27歳のときに、その後長くクープラン一族が 占有することになる、パリのサン・ジェルヴェ教会の オルガニストの地位を得、宮廷オルガニストの 一人にも任命され、またバイオリン、 ヴィオラ奏者としても活躍した。
しかし、362年前の8月29日に病に倒れ、 惜しまれて35年の短い生涯を閉じてしまった。 彼の作品と地位は、2人の弟たちに受け継がれた。
甥にあたるフランソア・クープランは、弟の息子で 「大クープラン」と呼ばれ、多くの作品をのこしている。
二十世紀半ばに、イングランドで大量の 自筆譜が見つかったことから、クープランが 十七世紀ヨーロッパのオルガン曲に 多大な影響を及ぼしたことが判明した。
クラブサンの作品のパッサカリアとシャコンヌは 多く残されている。

(オルガン) アンドレ・イゾワール ♪ 私が聴いた音源 ♪
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