 【 歌劇「フェドーラ」 】 ジョルダーノ, ウンベルト 〔伊〕 (1867. 08.28〜1948.11.12) 81歳
 オペラ作曲家のジョルダーノは、156年前の 8月28日に南イタリアのフォッジャで生まれ、 ミラノで81年の生涯を閉じた。
学生のころからオペラを書いていたが、 1896年に完成し、その年の3月28日にミラノの スカラ座で初演された「アンドレア・シェニエ」は 大成功を収め、イタリア国内だけでなく、 ベルリンやロンドンで上演された。
ジョルダーノのオペラは、管弦楽の扱い方は 巧妙であるが、全般的に和声はそれほどの 新鮮味がなく、革新的な手法というものも 目立っていないともいわれる。 しかし、旋律があふれ、劇的な効果に対する 鋭い感覚を持っていた。
イタリアの作曲家のプッチーニ(1858〜1924)や マスカーニ(1863〜1945)と同じ時代に 活躍していて、3人の作品は現在でも イタリア・オペラで公演されている。
ジョルダーノの5作目の歌劇「フェドーラ」は 32歳のときの作品で、19世紀のロシア、パリ、 スイスを舞台に繰り広げられるロシアの皇女 フェドーラとロリス・イパノフ伯爵との悲恋物語。
ロリス・イバノフ伯爵が第2幕で歌う名アリア 「愛さずにいられぬこの思い」は、有名である。
1898年11月17日にミラノの テアトル・リリコで初演された。

(テノール)デニス・オニール (管弦楽) フィルハーモニア管弦楽団 (指揮) デイヴィッド・バリー ♪ 私が聴いた音源 ♪
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