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...... 2023年08月26日 の日記 ......
■ 《 グランド・オールド・マン 》   [ NO. 2023082601-1 ] ch

【 ロマンス 】
        
レイフ(ラルフ)・ヴォーン=ウィリアムズ 〔英〕
(1872.10.12〜1958.08.26) 85歳
            

             
エルガーやホルストらとともに、近現代の
イギリス音楽を代表する作曲家の一人の
ヴォーン=ウィリアムズは、“英国らしさ”を
感じさせる人物で、最近になって英国の
文化やライフスタイルが注目を集め、
その音楽にも愛好家が増えてきた。

父は貴族階級、母は名門ウェッジウッド家
(高級陶器のウェッジウッド)という絵に
描いたような英国の上流家庭に生まれた。
最初はヴァイオリニストを目指したが、
王立音楽大学で作曲家に転向した。

ホルストらとともに民謡採譜のため英国内を
くまなく回り、英国の教会音楽や賛美歌を
書物にまとめる仕事にも携わって、
自国の伝統音楽をしっかりと学んだ。

その一方で、ドイツ・ロマン派の作曲家
ブルッフや、ラヴェルにも教えを請い、
様々な作曲技法を身に付けた。

65年前の8月26日にロンドンの自邸で、
心臓発作のため85年の生涯を閉じたが、
創作活動は亡くなる直前まで続けられ、
その威厳ある音楽と人間性で
“グランド・オールド・マン(偉大なる老人)”と
呼ばれ、多くのファンに愛された晩年だった。

「ロマンス」はヴィオラとピアノのために書かれた。
ヴォーン・ウィリアムズは、一時期ヴィオラ奏者を
こころざした時期があったが、この作品には
ヴィオラへの深い愛情が感じられる。



(ヴィオラ)今井信子        
(ピアノ) ローランド・ペンティネン
       ♪ 私が聴いた音源 ♪





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