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...... 2023年08月25日 の日記 ......
■ 《 バレエのための音楽 》   [ NO. 2023082501-1 ] or

【 ファクシミリ 】
          
バーンスタイン,レナード 〔米〕
(1918.08.25〜1990.10.14) 72歳 肺癌
            

            
バーンスタインは、アメリカが生んだ
最も天才的な音楽家で、二十世紀後半を
代表する指揮者の一人としても活躍した。

99年前の8月25日にウクライナ系
ユダヤ移民の三世として、マサチューセッツ州の
ローレンスで生まれた。

高校時代から自分の編曲で指揮をしていたが、
ハーヴァード大学、カーティス音楽学校、
バークシャー音楽センターで学んだ後、25歳で
ニューヨーク・フィルの副指揮者となった。

40歳のときに、ニューヨーク・フィルの音楽監督に
就任したが、これはアメリカ人指揮者として、
史上初めてのことで、ニューヨーク・フィルの
黄金時代を築いた。

就任の前年に、ミュージカルの傑作として有名な
「ウェスト・サイド物語」を初演していて、 バレー曲や
ミュージカルなど作曲家として認められていたが、
作曲の時間がなくて就任11年後には
ニューヨーク・フィルを辞任している。

指揮者としての才能にあふれていたバーンスタインは、
ピアノも上手だったので、協奏曲のピアノを弾きながら
指揮をすることも多かった。

指揮、ピアノ演奏、作曲の他に、テレビ番組を
通じて、分かりやすく音楽の魅力を解説し、
新進音楽家のための音楽祭を主催するなど、
あらゆる音楽シーンで活躍した。

交友もポピュラー音楽家や舞台芸術家、作家など、
幅広い層に及び、親しみを込めて“レニー”と
ファースト・ネームで呼ばれていた。

「ファクシミリー」は、振付家のジェームス・ロビンスとの
コラボレーションから生まれたバレエのための音楽で、
1946年にブロードウェイ劇場で初演された。

後にこのバレエ音楽を元にしたコンサート版が作られ、
バーンスタインは「オーケストラのための舞踊的エッセイ」
という副題をつけている。

このバレエでは、一人浜辺に佇む女と、
そこで出会い彼女に恋をする二人の男が描かれる。
曲は大きく2つの部分に分かれる。

第1部では、女の孤独を表現する音楽に始まり、
それが次第に盛り上がり、第一の男とのワルツとなる。

第2部では、ユーモラスな旋律が第2の男の出現を
現し、一人の女と二人の男の三角関係が、
ピアノのソロで案じさせられる。



(管弦楽)セントルイス交響楽団 
(指揮) レナード・スラットキン
      ♪ 私が聴いた音源 ♪




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