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...... 2023年08月17日 の日記 ......
■ 《 オペラ台本作家 》   [ NO. 2023081701-1 ] o

【 歌劇「フィガロの結婚」K. 492 】
        
モーツァルト,ヴォルフガング・アマデウス〔墺〕
(1756.01.27〜1791.12.05) 35歳
         
ダ・ポンテ ,ロレンツォ 〔伊〕
(1749.03.10〜1838.08.17) 89歳
         

              
モーツァルトは約25年間にオペラを21曲作った。
その中で3大傑作といわれ、今なお全世界において
上演されているのは「フィガロの結婚」と、
翌年に書いた「ドン・ジョバンニ」と、世を去った
1791年の作品「魔笛」の3つである。

その3つのうち前の2つは、ダ・ポンテの台本に
よって作られていて、モーツァルトの成功のかげには、
この男のことを忘れるわけにはいかない。

ダ・ポンテはユダヤ人で3人兄弟の長男であったが、
彼が14歳のときに父は息子たちとともに、
キリスト教に改宗した。

神学校で学び、僧職に身をおいたが、女性問題で
事件をおこし、1779年にヴェニスから15年間の
追放をうけ、放浪の旅にでた。

1781年サリエリを頼ってウィーンにもどり、
サリエリの世話で時の皇帝ヨーゼフ二世の
知遇を得て、オペラの台本を書き始めた。

彼の台本により、モーツァルトが作曲した
「フィガロの結婚」が大成功してから、
台本作家として認められるようになった。

しかし、パトロンであったヨーゼフ二世が1790年に
死去すると、とたんにみんなから敬遠されるように
なったが、およそいやな奴であったらしい。

その後アメリカに渡り、香料商やイタリア文学の
先生を経て、ニューヨークでイタリア歌劇の
常時上演をできるよう努力を続け、185年前の
8月17日に、ニューヨークで89年の生涯を閉じた。

「フィガロの結婚」の初演は、モーツァルトの
30歳のときで、作曲者自身の指揮で行なわれた。
序曲と第4幕からなり、3時間余りの諷刺のきいた
喜劇である。

序曲は、名曲の一つにかぞえられていて、
演奏会場の雰囲気を和やかにする効果をも
もっているので、演奏会の序曲としてプログラムの
最初にのせられることもしばしばある。



(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮) ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 
           ♪ 私が聴いた音源 ♪
   



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