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...... 2023年08月06日 の日記 ......
■ 《 チェロの魅力 》   [ NO. 2023080601-1 ] ch

【 チェロ・ソナタ 第5番 ニ長調 Op. 102-2 】

ベートーベン,ルードヴィヒ・ヴァン 〔独〕
(1770.12.17〜1827.03.26) 56歳

ピアティゴルスキー,グレゴール 〔露→米〕
(1903.04.17〜1976.08.06) 73歳



チェリストのピアティゴルスキーは、
ウクライナのエカテリノスラフで生まれた。
父からヴァイオリンとピアノを教わったが、
チェロの音色に惹かれ、チェリストになる決心をした。

モスクワ音楽院で学んだ後、ベルリンや
ライプツィヒでも学んだが、フェルトベングラーに
見い出され、ベルリン・フィルの首席チェロ奏者となった。

1929年にアメリカでデビューし、
42年には市民権を得、カーティス音楽院の
マスタークラスでチェロの主任教授を勤めた。

57年からボストン大学などでも教えたが、
晩年はカリフォルニア州で暮らした。
47年前の8月6日にロサンジェルスで
73年の生涯を閉じた。

ピアティゴルスキーは、ソロ演奏家として
活躍したが、ルービンスタインのピアノ、
ハイフェッツの ヴァイオリンで「百万ドル・トリオ」を
結成し、室内楽も楽しんだ。

ルービンスタイン〔ポーランド→米〕(1886〜1982)
ハイフェッツ〔露→米〕(1901〜1987)

ピアティゴルスキーの愛器はストラディバリウスで
2台を所有していた。

    チェロ・ソナタ 第1番 ヘ長調 作品5-1(1796年)
    チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 作品5-2(1796年)
    チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 作品69(1808年)
    チェロ・ソナタ 第4番 ハ長調 作品102-1(1815年)
    チェロ・ソナタ 第5番 ニ長調 作品102-2(1815年)

ベートーベンは5つのチェロ・ソナタを作曲したが、
1815年に作曲した第5番は、非常に簡潔な
小品だが、バッハのフーガ技法を取り入れ、
5曲の中で唯一緩徐楽章を使用している。

     第1楽章 Allegro non brio
     第2楽章 Adagio con moto sentimento d’affetto
     第3楽章 Allegro fugato



(チェロ)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
(ピアノ)スヴャトスラフ・リヒテル     
           ♪ 私が聴いた音源 ♪




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