[PREV] [NEXT]
...... 2023年08月02日 の日記 ......
■ 《 哀悼の曲 》   [ NO. 2023080201-1 ] ch

【 パストラール 】
        
ブリス,アーサー 〔英〕
(1891.08.02〜1975.03.27) 84歳
             

              
20世紀イギリスの代表的な作曲家のブリスは、
イギリス人の父とアメリカ人の母との間に
132年前のロンドンで生まれた。

ケンブリッジ大学で学んだ後、ロンドンの
王立音楽大学でスタンフォードに師事した。

伝統的な音楽技法を踏襲しつつ、そこに自分の
独自性を発揮しようとした作曲家で、
初期の作品はストラヴィンスキーとドビュッシーの
影響を受けたが、エルガーとも親交があり、
影響も受けていた。

作品はメロディとリズムが明確で、
ハーモニーも個性的で刺激的、極めて
色彩的で輝かしいのが特徴であり、
華麗なオーケストレーションを伴っていた。

野心家の多作家だったが、イギリス映画音楽の
黄金時代を築いた作曲家でもあった。

1950年にはナイトに叙爵され、3年後には
王室音楽監督に任命された。

1964年にロンドン交響楽団の来日公演で、
自身の作品の指揮をしている。

「パストラール」は、第一次世界大戦中の
1916年に、この戦いに参加していたブリスが、
故郷の野山を思いながら作曲した。

哀愁を帯びたクラリネットの旋律には、
戦死した兄への哀悼の気持ちが
込められているともいわれている。
                  


(クラリネット) エンマ・ジョンソン
(ピアノ)  マルコム・マルティノー
        ♪ 私が聴いた音源 ♪





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: