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...... 2023年08月01日 の日記 ......
■ 《 イタリア的 》   [ NO. 2023080101-1 ] s

【 別れの歌 】
       
マリピエロ,フランチェスコ 〔伊〕
(1882.03.18〜1973.08.01) 91歳
       

            
作曲者、音楽学者のマリピエロは、
ヴェネツィアの高名な家系に生まれたが、
11歳のときに両親が離婚をしたため、
父と祖母とともに旅を続けた。

17歳から音楽学校で学び、作曲を始めた。
23歳のときから、盲目の作曲家スマレイリャの
助手となり、口述を総譜にする仕事をした。

31歳のときにパリで、遊学中で1つ年下の
カセルラに出会い、後に新音楽協会を設立した。

マリピエロは、モンテヴェルディ(1567〜1643)と
ヴィヴァルディ(1678〜1741)の作品の
校訂者として有名だが、「モンテヴェルディ全集」と
「ヴィヴァルディ器楽曲全集」を復刻編曲している。

彼はグレゴリア聖歌をもってイタリア音楽の
真の伝統と考え、その上にたって
国民音楽の樹立を志した。

音楽学校の校長を70歳で定年退職をしたが、
その後も多くの作品を作曲し、50前の
8月1日に91年の生涯を閉じた。

マリピエロのヴァイオリンとピアノのための作品は、
4つの小品しかないが、1919年にカプリ島で
作曲した「別離の歌」は、緩やかな
ロンド形式で書かれた情熱的な作品である。



(ヴァイオリン)ファビオ・ビオンディ
(ピアノ)   ルイジ・ディ・イリオ
        ♪ 私が聴いた音源 ♪





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