 【 休暇の日々から 第1集 】 セヴラック,デオダ・デ 〔仏〕 (1872.07.20〜1921.03.24) 47歳
 十九世紀末から二十世紀初めにかけて活躍した フランスの作曲家のセヴラックは、151年前の 7月20日に南フランスのラングドック地方で、 スペイン貴族に連なる旧家に生まれた。 父は画家だった。 ピレネー=オリアンタル県セレで 48年の生涯を閉じた。
若いころにはトゥールーズ音楽院に学び、 更にパリに出て、スコラ・カントルムで ダンディに作曲を学んだ。 フォーレやアルベニスの影響を受けている。
都会の生活に馴染めず、学校を卒業すると故郷に 戻り、のどかな田園生活の中で、作曲を続けた。 その生涯の大半を南フフランスで過ごした
セヴラックの音楽からは、明るい太陽の光を 思わせるような色彩的な響きが聞こえてくる。 個性的なピアノ独奏曲は高い評価をえている。
ロマンティックな小品の「休暇の日々から」は 1911年の作品で、 8曲からなる組曲になっている。 冒頭に序曲ともいえる「シューマンへの祈り」 という曲が据えられている。 詩的な作風で心から溢れ出た音楽である。
1 シューマンへの祈り 2 おばあさまが撫でてくださる 3 お隣の小さな女の子たちが訪ねてくる 4 トトは教会のスイス人の格好をする 5 ミミは伯爵夫人の格好をする 6 公園でのロンド 7 古いオルゴールが聞こえる 8 ロマンティックなワルツ

(ピアノ)アルド・チッコリーニ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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