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...... 2023年07月19日 の日記 ......
■ 《 ピアノ独奏曲 》   [ NO. 2023071901-1 ] s

【「真夏の夜の夢」より スケルツォ 】
        
ラフマニノフ,セルゲイ・ヴァシリエヴィチ〔露〕
(1873.04.01〜1943.03.28) 69歳 癌
        

          
「真夏の夜の夢」は、イギリスの文豪である
シェイクスピア(1564〜1616)の戯曲だが、
真夏の夜の幻想を描くおとぎ話的な喜劇で、
詩とユーモアにみちた楽しい作品である。

この劇には所々に音楽が用いられるが、
原作には使用楽曲についての指定はなく、
あり合わせの曲を用いていた.
しかし、今では一般にメンデルスゾーンが
1842年に作った有名な劇中音楽
「真夏の夜の夢 作品61」が使われている。

演奏会用序曲「真夏の夜の夢 作品21」は
1826年に作られていた。

その13曲の中から、「序曲」「スケルツォ」
「間奏曲」「夜想曲」「結婚行進曲」の5曲を、
交響楽演奏会の曲目として演奏されることが多い。

後にラフマニノフがピアノ独奏曲に編曲した
作品が「真夏の夜の夢」 よりスケルツォである。

ラフマニノフ自身がピアニストであり、
コンサートのときのレパートリー(通常はアンコール)
としてこよなく愛し、演奏していたようだ。

曲の構成は、8分の3拍子 ト長調 Allegro Vivace
メンデルスゾーンの細かいスケール的なメロディー、
16分音符中心の休みのない急がしいスケルツォである。

ピアノ小品ながら、原曲のオーケストレーションを
感じさせ、ダイナミクスや装飾、和声感、
技巧をこらした作品に編曲されている。





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