 【 ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op. 27 】 ノヴァーク,ヴィーチェスラフ 〔チェコ〕 (1870.12.05〜1949.07.18) 78歳

ノヴァークは、チェコの南ボヘミア生まれた。 プラハ大学で法律と哲学を学び、 同時に音楽院でドヴォルザークらに師事し、 卒業後は母校で作曲を教え、 49歳のときから院長を勤めた。
交響曲や管弦楽曲、室内楽曲、オペラなど 幅広いジャンルに多くの作品を残した。
モラビアやスロバキア地方の民謡を聞き集めて いたので、作風は民族音楽に影響されているが、 R.シュトラウスやドビュッシーなどの影響もみられる。 しかし、終生にわたり後期ロマン派の 音楽様式にとどまった。
1945年には「人民芸術家」の称号を贈られ、 作曲活動も続けたが74年前の7月18日に スクテチュで78年の生涯を閉じた。
「ピアノ三重奏曲 ニ短調」は1902年32歳の年に 書かれた単一楽章の曲で、当時ヨーロッパの 最先端をいく、ドビュッシーの印象主義音楽などと、 モラビアやスロバキアの民族的音楽要素を 巧みに融合させた作品となっている。

(演奏)新プラハトリオ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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