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...... 2023年07月16日 の日記 ......
■ 《 青春の記念碑 》   [ NO. 2023071601-1 ] o

【 歌劇「後宮からの誘拐」K. 384 】

モーツァルト,ヴォルフガング・アマデウス 〔墺〕
(1756.01.27〜1791.12.05) 35歳



モーツァルトが最初のオペラを書いたのは、
11歳の1767年で、その後約25年間に歌劇、
喜歌劇などオペラといわれるものを21曲作曲した。

その中で3大傑作といわれるのが次の3曲で、

       「フィガロの結婚」(1786年)
       「ドン・ジョヴァンニ」(1787年)
       「魔笛」(1791年)

それに次ぐのが次の2曲。

       「後宮からの誘拐」(1761年)
       「コシ・ファン・トゥッテ」(1790年)

モーツァルトの代表歌劇とされている。

「後宮からの誘拐」(日本では、「後宮から逃走」と
も呼ばれる)は、モーツァルトの最初の完全な
ジングシュピール(歌芝居)で、ドイツ・オペラの
先駆をなす作品である。

3幕からなる「後宮からの誘拐」は、
プレッツナーの台本に基づき、シュテファニーの
ドイツ語の改作台本で作られた。
主人公ベルモンテが、召使いのペドリロの
助けを借りて、恋人のコンスタンツェを
トルコ太守セリエの後宮から救い出すという
筋立てになっている。

1781年5月に完成したが、さまざまな障害に
あってすぐに上演することができなかった。
皇帝ヨーゼフ二世の命令によって初演されたのは、
翌年の7月16日ウィーン劇場でのことで、
大成功をおさめ繰り返し上演された。

この歌劇について、ヨーゼフ二世が音符が多すぎると
評したとき、モーツァルトは胸をはって音符は丁度
必要なだけの量が使われています。
と答えたという逸話も残っている。

「後宮からの誘拐」は、モーツァルトの青春の
記念碑だったともいえ、初演後の8月4日には、
コンスタンツェと結婚式を挙げていて、
モーツァルトの短い生涯の中で、
最も幸福な時代であった。
       


【 歌劇「後宮からの誘拐」序曲 】

(管弦楽)シュターツカペレ・ドレスデン
(指揮) カール・ベーム       
        ♪ 私が聴いた音源 ♪





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