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...... 2023年07月08日 の日記 ......
■ 《 文部省唱歌 》   [ NO. 2023070801-1 ] v

【 唱歌「母の歌」】

下総 皖一
(1898.03.31〜1962.07.08) 64歳

野上 弥生子 
(1885.05.06〜1985.03.30) 99歳



作曲家、教育家として活躍した下総皖一は、
明治31年に埼玉県で生まれ、昭和37年
7月8日に64年の生涯を閉じた。

東京音楽学校(現東京芸術大学)で、
作曲を信時潔に師事したが、首席で卒業し、
後にベルリン芸術大学でヒンデミットに師事した。

卒業後は、母校の芸大で教えたが、
團伊玖磨、芥川也寸志は、門下である。
ブラームス、ヒンデミット系のドイツ音楽語法の
先駆者となった。

「花火」(井上赳作詞)、「野菊」(石森延男作詞)、
「たなばたさま」(権藤はなよ/林柳波作詞)など、
童謡、文部省唱歌、校歌、その他
多くの作品を残している。

野上弥生子作詞、下総皖一作曲の「母の歌」は、
昭和18年に文部省初等音楽教科書に
文部省唱歌として、掲載された。

明治18年に大分県で生まれた小説家の
野上弥生子は多くの作品を書いたが、
翻訳したものもある。
詩の作品は珍しい。



母の歌

母こそは 命のいずみ
いとし子を胸にいだきて
ほほ笑めり 若やかに
うるわしきかな 母の姿

母こそは 千年の光
人の世のあらあんかぎり
大いなるかな 母の姿




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