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...... 2023年07月07日 の日記 ......
■ 《 民謡詩 》   [ NO. 2023070701-1 ] v

【 歌曲集「子供の魔法の角笛」】

マーラー,グスターフ 〔オーストリア〕
(1860.07.07〜1911.05.18) 50歳 敗血症



マーラーは163年前の7月7日、オーストリアの
カリシュトで、裕福なユダヤ人商人の
12人の子どもの2番目として生まれた。
幼少からすばらしい音楽的才能を示し、
父はその才能を伸ばすために居を移した。

マーラーの作品は、9つの交響曲および
「大地の歌」に代表されるが、数からいっても、
音楽性の傾向からいっても、歌曲作品は
交響曲に劣らぬ重要な意味をもっている。

彼の作品は歌曲において、伴奏はほとんど全てが
大規模で、精巧化され、歌唱では出し得ない
色彩を強めるように書かれている。
伴奏管弦楽部がそれ自身独立し、充実した
楽想をもち室内楽的な感じさえする。
伴奏というものの地位を高めたといわれる
ゆえんでもある。

ドイツの「マザー・グース」とも呼ばれている
3巻からなる「こどものふしぎな角笛」は、
ドイツ・ロマン派の詩人アルニムとブレンターノ
により蒐集したドイツ民謡詩集のタイトルで
1808年から1808年に出版された。

歌曲集「こどものふしぎな角笛」はそれを基に
マーラーが作曲した。
まとまった歌曲集として作られたものではないので
初演の年月もまちまちで、1905年に
全体を一括した最初の出版がおこなわれた。

この詩集は多くの作曲家が曲をつけているが、
マーラーの作品は、ピアノの代わりに大編成の
管弦楽を伴奏に用いた歌曲集である。

第1曲  「番兵の夜の歌」            
第2曲  「無駄な骨折り」            
第3曲  「不幸な時のなぐさめ」         
第4曲  「誰がこの歌を作ったか」        
第5曲  「この世の生活」            
第6曲  「魚に説教するパドヴァの聖アントニウス」
第7曲  「ラインの伝説」            
第8曲  「塔の中の囚人の歌」          
第9曲  「美しいラッパの鳴るところ」      
第10曲 「高き知性への賛歌」          
第11曲 「三人の天使はうたう」         
第12曲 「原光」                

原曲は12曲だが、「死んだ鼓手」「少年鼓手」を
加えた場合もあり、曲の順番は自由に変更できる。

「子供の魔法の角笛」は「少年の魔法の角笛」
「子供の不思議な角笛」とも訳される。



(バリトン)ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウト
(ピアノ) ダニエル・バレンボエム          
             ♪ 私が聴いた音源 ♪





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