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...... 2023年06月27日 の日記 ......
■ 《 ドイツ民謡 》   [ NO. 2023062701-1 ] v

【 歌曲「ローレライ」】
     
ジルヒャー,フリードリヒ 〔独〕
(1789.06.27〜1860.08.26) 71歳
      

            
ジルヒャーは234年前の6月27日に
シュナイトで生まれたが、その3年前にウェーバーが
オイティンで生まれている。

父に音楽を学び、28歳でテュービンゲン大学の
指揮者となり、1860年8月26日に71歳で
世を去る直前まで、その職にあった。

ドイツ民謡となっている多くの歌曲を書いたが、
ライン河畔に伝わる伝説に基づいたハイネの詩に、
ジルヒャーが1837年に作曲した「ローレライ」は、
今ではドイツの民謡にもなり、世界各国で
歌われ親しまれている。

ローレライというのは、ドイツのライン河の
中流にある大岩石で、「待ち伏せする岩」という
意味をもつ。
その岩石には、美しい乙女が髪をくしけずりながら
歌って立ち、舟人がその歌に聞き惚れているうちに、
舟は岸によって岩に衝突してしまうという伝説がある。



ローレライ

なじかは知らねど 心わびて
昔の伝説は いとど身に沁む
わびしく暮れゆく ラインの流れ
入日に山々 赤く映ゆる

麗し乙女の 巌に立ちて
黄金の櫛とり 髪の乱れを
ときつつ口ずさむ 歌の声の
あやしきちからに 魂も迷う

漕きゆく舟人 歌にあこがれ
岩根も見やらで 仰げばやがて
浪間に沈むる 人も舟も
くすしき禍歌 うたうローレライ





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