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...... 2023年06月28日 の日記 ......
■ 《 カデンツァ 》   [ NO. 2023062801-1 ] co

【 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 77 】
        
ブラームス,ヨハネス〔独〕
(1833.05.07〜1897.04.03) 63歳 肝臓癌
      
ヨアヒム,ヨーゼフ〔洪〕 
(1831.06.28〜1907.08.15) 76歳    
     

        
十九世紀後半のドイツ最大のヴァイオリニストの
ヨアヒムは、ハンガリーのプレスブルク近郊の
キトゼーで、192年前の6月28日に生まれ、
ベルリンで76年の生涯を閉じた。

7歳でデビューし、12歳のときに
メンデルスゾーンのピアノ伴奏で演奏会も
開いている。
しかし、同じハンガリー生まれで、20歳年上の
リストには好まれなかった。

彼の演奏は、最良の古典的なものに裏付けされ、
威厳のある平静さを保った傷のない技巧をもっていた。
「ヨアヒム弦楽四重奏団」を組織し、古典時代の
作品の演奏にすぐれ、次代のドイツの
ヴァイオリニストに大きな影響を与えた。

ベートーベンや、メンデルスゾーンとならび
三大協奏曲と呼ばれている名曲の
「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」は、ブラームスが
最も脂ののった時代の45歳のとき完成した、
彼唯一のヴァイオリン協奏曲である。

この作品を作るにあたり、ブラームスはヨアヒムに
連絡をしながら、多くの意見を求めている。
初演は、ヴァイオリン独奏をヨアヒムが受け持ち、
ブラームスが管弦楽を指揮した。
そして、この曲はヨアヒムに捧げられた。

カデンツァの部分はいろいろな演奏家が
書いた楽譜があるが、ヨアヒムのものは
現在でも多く演奏されている。

カデンツァ=協奏曲の中の各楽章に一回ずつ
やや長く出る独奏楽器単独の自由装飾奏の
部分で、別な人が作ったものを奏することもある。

       第1楽章 Allegro non troppo 
       第2楽章 Adagio 
       第3楽章 Allegro giocoso,ma non troppo vivace 



(ヴァイオリン)ジュリアン・ラクリン 
(管弦楽)   バイエルン放送交響楽団
(指揮)    マリス・ヤンソンス  
         ♪ 私が聴いた音源 ♪





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