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...... 2023年06月22日 の日記 ......
■ 《 ブラジルの想い出 》   [ NO. 2023062201-1 ] s

【 ブラジルへの郷愁 Op. 67 】
        
ミヨー,ダリュス 〔仏〕
(1892.09.04〜1974.06.22) 81歳
         

            
「プロヴァンス出身のユダヤ教を信ずるフランス人」
と自己規定していたミヨーは、二十世紀初めの
パリで多調性を主とした前衛作曲家として売り出し、
第一次大戦中は親しい詩人・外交官のクローデルの
秘書として、一緒にブラジルに滞在した。

この強烈な体験がミヨーのラテン気質を目覚めさせ、
ラテン音楽やジャズを現代音楽と結び付ける
彼独特の作曲法を編み出させた。

第二次大戦が始まるとアメリカに亡命し、
アメリカの吹奏楽団のために
「フランス組曲」などを書いた。
戦後はパリとカリフォルニアを一年ごとに往復し、
亡くなるまで作曲を続けた。

映画音楽や放送音楽など作品番号の
付いていないものを数えれば500は越える
作品を残している。

49年前の6月22日にスイスのジュネーブで
81年の生涯を閉じた。

ミヨーは、民謡その他の既存の音楽素材を用いて、
それに基づいた作品も書いているが、
その中に大衆的成功を得ているものが多い。

ブラジルから帰国後に作曲した12曲からなる
ピアノ曲「ブラジルの郷愁」は、タンゴのリズムを
使った華麗で官能的な作品で、管弦楽曲にも
編曲されていて、耳を楽します快い
ピアノ小曲集になっている。

(1)ソロカーバ (2)ボタフォーゴ(3)レーメ 
(4)コパカバーナ(5)イパンネーマ(6)ガベーア
(7)コルコバード(8)ティジューカ       
(9)スマレー  (10)パイネーラス      
(11)ラランジェーラス(12)パイサンドゥー  

この12曲の題名は、リオデジャネイロの
街の名前がつけられている。



(ピアノ)エリック・リサージュ
     ♪ 私が聴いた音源 ♪






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