 【 ワルツ「冬の嵐」Op. 184】
フチーク,ユリウス 〔チェコ〕 (1872.06.18〜1916.09.15) 44歳

作曲家、軍楽隊の指揮者として活躍したフチークは、 151年前の6月18日にプラハで生まれた。
プラハ音楽院で学んだが、 ドヴォルザークにも 作曲を師事している。
300曲以上の多くの作品を書いたが、行進曲、 ポルカ、ワルツなど、ほとんどの曲が 軍楽隊のために作曲された。 彼は「ボヘミアのスーザ」と呼ばれることもある。
1897年にサラエボ第86師団の楽隊指揮者として 入団したが、その直後に作曲した「剣士の入場」が 彼の最も有名な作品となった。
原題は「半音階的大行進曲」だが、ローマ帝国の 歴史に興味があったフチークは、曲名を変更した。
その後、小編成のバンドのために編曲され、 「雷鳴と稲妻」のタイトルで出版し、世界的に 有名になり、サーカスの公演でピエロ登場の テーマ曲として演奏されるようになった。
演奏会用ワルツ「冬の嵐」は軍楽隊時代に書いた 作品で、嵐を連想させるイントロが終わると 軽やかなワルツが心地よい。

(管弦楽)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮) ヴァーツラフ・ノイマン ♪ 私が聴いた音源 ♪
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