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...... 2023年06月10日 の日記 ......
■ 《 大規模な歌曲 》   [ NO. 2023061001-1 ] v

【 愛と海の詩 Op. 19 】

ショーソン,エルネスト 〔仏〕
(1855.01.21〜1899.06.10) 44歳 事故死



ショーソンは、44年の短い生涯の間に、交響曲、
管弦楽曲、室内楽歌曲、オペラなど、
多岐にわたる分野で作品をのこしている。
フランスの最も清純な、ロマン派的音楽を作り上げた
重要な作曲家といわれている。

彼の作品は繊細で美しく憂愁をたたえ、抒情的だが、
器楽作品としては超一流のものとは認められてない。
しかし、聴く者の心を強く惹きつけるものをもっている。

28歳のときに画家のルノアールの計らいで
知り合った女性と結婚し、二人の子どもにめぐまれた。
44歳のときの6月10日、長女と2人でそれぞれの
自転車に乗り、パリから戻ってくる妻と子どもを迎え
るため、近くの駅に向かった。
長女はしばらく行って父親の姿が見えないのに気づき
引き返すと、柱に頭をぶつけ、こめかみを砕かれて
倒れている父親が・・・・即死だったようだ。

「愛と海の詩」は、モーリス・ブーショールの詩集
「94の「リラの花咲くころ」によるもので、10年という
長い年月を費やしたソプラノ独唱と管弦楽の伴奏の
大規模な歌曲である。

6つの詩を選んで曲をつけたもので、全体は3つの
部分から構成されていて、6つの歌曲は3曲ずつ
第1部「水の花」、第3部「愛の死」、第2部は
オーケストラだけの「間奏曲」に分けられている。

希望、幸福、情熱、失恋による苦しみや悲しみなどの
心の変化を、叙情的にまた官能的に描いている。

       No.1. La fleur des eaux
       No.2. Interlude
       No.3. La,mort de I’amour: Le temps des lilas



(メゾ・ソプラノ)ワルトラウト・マイヤー
(管弦楽)  フィラデルフィア管弦楽団 
(指揮)   リッカルド・ムーティ   
         ♪ 私が聴いた音源 ♪




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