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...... 2023年06月08日 の日記 ......
■ 《 音楽的壁画 》   [ NO. 2023060801-1 ] or

【 第2組曲「ダフニスとクロエ」】

ラヴェル,モリス・ジョセフ 〔仏〕
(1875.03.07〜1937.12.28) 62歳



ロンゴスの「ダフニスとクロエ」をもとにして作られた、
全3幕からなるバレエ音楽「ダフニスとクロエ」は、
バレエ曲として書いた最初の曲である。

当時、欧州のバレエ界を支配していた
イタリア・バレエにとって代わって新しいロシア・バレエを
生み出し、欧米のバレエ界に大きな刺激と影響を与えた、
「バレエ・リュス」の座長ディアギレフの委嘱によって
1909年に作曲された。

完成されたバレエは、1912年6月8日にパリの
シャトレ座でダフニスをヴァーツラフ・ニジンスキー、
クロエをタマーラ・カルサヴィナによって初演された。

組曲は、ラヴェル自身がバレエ音楽から
一部分を抜粋して第1組曲と第2組曲が作られた。

古代ギリシャの田園詩に基づき第3場で構成されて
いるが、1913年に作られた第2組曲はその第3場の
音楽でラヴェルの管弦楽曲中「ボレロ」とともに
最も多く演奏されている。

羊飼いの息子と娘であるダフニスとクローエの
無邪気で牧歌的な恋物語で、3部で構成されている。

第1部「日の出」   
第2部「パントマイム」
第3部「全員の踊り」 

ラヴェルは、この曲を書くにあたり音楽的壁画を
作曲することを意図としたと言っているが、
「日の出」は古今の夜明けを描いた音楽の中でも、
最も見事なものの一つにあげられる。
       


(管弦楽)パリ管弦楽団     
(指揮) ダニエル・バレンボエム
     ♪ 私が聴いた音源 ♪





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