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...... 2023年06月01日 の日記 ......
■ 《 近代ロシア音楽の父 》   [ NO. 2023060101-1 ] ch

【 悲愴三重奏曲 ニ短調 】
      
グリンカ,ミハイル・イヴァノヴィチ 〔露〕
(1804.06.01〜1857.02.15) 52歳
         

           
ロシア国民楽派の祖であると同時に
ロシア・シンフォニズムの確立者であったグリンカは、
地主の父の息子として、219年前の6月1日に
ユモレンスク州で生まれ、少年時代を
生地の村で過ごした。

近くに住んでいた叔父が、農奴で作った
小編成の吹奏楽団をもっていて、グリンカの家の
催しごとのときなどには、この楽団がやってきて、
ロシア民謡の編曲などを演奏した。

少年時代にこうした民謡に親しんだことが、
やがて彼を国民音楽の創造に向かわせた
第一歩であったろうと後にグリンカは
〈自叙伝〉の中で回想している。

イタリア留学中の1832年に完成した
「悲愴三重奏曲」はクラリネット、ファゴット、
ピアノのために書かれている。

イタリア的な旋律の美しさと、ロシア的な雰囲気を
讃えた作品で、第1楽章の第1主題でクラリネットが
悲哀を帯びたメロディをしみじみと歌っている。
4楽章でできているが、全楽章は続けて演奏される。

        第1楽章 Allegro moderato
        第2楽章 Scherzo: Vivacissimo
        第3楽章 Largo
        第4楽章 Allegro con spirito



(クラリネット)カール・ライスター  
(ファゴット) ミラン・トゥルコヴィチ
(ピアノ)   ペレンク・ヴォーグナー
         ♪ 私が聴いた音源 ♪




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