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...... 2023年05月22日 の日記 ......
■ 《 ロマン的オペラ 》   [ NO. 2023052201-1 ] o

【 歌劇「ローエングリン」】
      
ワーグナー,リヒャルト 〔独〕
(1813.05.22〜1883.02.13) 69歳 心臓障害


       
ワーグナーは、警察関係の書記をしていた父と
パン職匠の娘だった母との間の第9子として、
210年前の5月22日にライプチヒで生まれた。

彼が6ヶ月のときに父は亡くなり、母はかねてから
親交のあった俳優と再婚した。
後にワーグナーの父親は、この継父ではないかとも
いわれたが、ワーグナー自身も分からなかった。

ワーグナーが「タンホイザー」に続いて作曲した
「ローエングリン」は、彼自身が
「3幕からなるロマン的オペラ」と呼んでいる。

作曲者自身の台本で、世界初演は1850年ワイマール
宮廷劇場で、リストの総指揮のもとに上演された。
日本初演は1942年歌舞伎座で、
藤原歌劇団によって行われている。

この歌劇から、ワーグナーは序曲形式を排して、
前奏曲を採用するようになった。
第1幕の前奏曲は、 「グラールの聖杯」の動機を
中心とする曲だが、聖杯とは十字架上のキリストの
血を受けたと称する器で、モンサルヴァートの塔に
秘蔵されていて、一生を捧げた騎士たちによって
守護されていたといわれるものである。

時代は十世紀、場所はアントワープ付近。
ドイツや北欧の伝説をもとに、実在の
ハインリヒ王を加え、巧みにまとめられたもので、
世界的に最も広く親しまれている。

前奏曲はじめ、劇中にも有名な歌や音楽があるが、
中でも第3幕、第1場で歌われる「結婚行進曲」は、
メンデルスゾーンの「結婚行進曲」とならんで、
誰でも知っているあまりにも有名な曲である。




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