 【 ミサ曲 第14番 ハ長調 K. 317「戴冠ミサ」】 モーツァルト,ヴォルフガング・アマデウス〔墺〕 (1756.01.27〜1791.12.05) 35歳 レオポルト2世(神聖ローマ皇帝) (1747.05.05〜1792.03.01) 44歳
 モーツァルトの教会音楽作品は、20曲を数える ミサ曲など多くの作品が残されているが、これらは 生まれ故郷のザルツブルクで作曲されたものである。 この時期は、ザルツブルク大司教に 教会音楽家として仕え、職務を果たしていた。
1777年に職を辞してミュンヘン、マンハイムに 職を求めて旅行をしたが、成果はなく1778年 マンハイムからパリに行った。 しかしここでも成果はなく、同行していた母の死と、 愛していたアロイジアにも失恋をした。
翌年、23歳のモーツァルトはザルツブルクに帰郷し ザルツブルク宮廷にオルガニストとして復帰した。
第6曲からなる「戴冠ミサ」はその年に作曲したが、 それまでの作品よりも規模が大きくて、 力強さを備えたものだった。
この曲は、マリア・プライン教会の戴冠式のために 作られたと考えられていたが、現在では ザルツブルク大聖堂で行われた復活祭の 式典のために作曲したとされていて、 式典は1779年4月4日に行われた。
その後も、この曲はモーツァルトの死の前年の 1790年にサリエリの決定によりレオポルト二世 (神聖ローマ皇帝)の戴冠式で演奏されたし、 死の翌年のフランツ二世の戴冠式では、 サリエリが演奏した。
1. Kyrie 2. Gloria 3. Credo 4. Sanctus 5. Benedictus 6. Agnus Dei

(ソプラノ) シルヴィア・マクネアー (アルト) デロース・ツィーグラー (テノール) ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ (バリトン) アンドレアス・シュミット (オルガン) ジーグルト・ブラウンズ (合唱) リアス室内合唱団 (管弦楽) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮) ジェームズ・レヴァイン ♪ 私が聴いた音源 ♪
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