 【 弦楽四重奏曲 第8番 ホ長調 Op. 80 】 ドヴォルザーク,アントニン 〔チェコ〕 (1841.09.08〜1904.05.01) 62歳 脳溢血
 ドヴォルザークは、ボヘミアのプラハ近郊の ネラホゼヴェス村で生まれた。 その村は、スメタナの交響詩でよく知られる モルダウ川の岸辺にある平和な美しい村だった。
32歳のときに、アルト歌手のアンナ・チェルマーコヴァと 結婚したが、二年間に最初の子どもを3人失うという 悲しい出来事があった。 しかし、その後子どもにも恵まれ、良き夫、 良き父として幸せな家庭を築いた。
62歳で世を去ったドヴォルザークの生涯は、 若いうちは大変苦労をしたが、30代の半ばに 栄光への道が開かれだしてからは幸運の連続で、 音楽史上まれにみる立志伝といわれるくらい 輝かしいものだった。
60歳のときにオーストリア政府より終身上院議員の 栄誉を受け、プラハ音楽院の院長にも就任し、 その年の誕生日には大々的な祝典が催された。
しかし、その2年後の1904年3月に倒れ、 腎臓病を患っていることが分かった。 彼が作曲した最後のオペラ「アルミダ」の初演の後 まもなくの5月1日、家族と共に昼食をとった直後に 脳溢血に襲われ、そのまま生涯を閉じた。
「弦楽四重奏曲 第8番」は、1876年に作曲したが、 前年に長女を亡くしていて、長調だが暗くもの悲しい 情緒が支配的で独特な翳りを与えている。
父親の悲しみがいかに深かったか・・・ 一音一音が語りかけてくるような作品となっている。
第1楽章 Allegro 第2楽章 Andante con moto 第3楽章 Allegro scherzando 第4楽章 Finale: Allegro con brio

(演奏)パノハ四重奏団 ♪ 私が聴いた音源 ♪
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