 【 ヴァイオリン・ソナタ 第40番 変ロ長調 K. 454 】
モーツァルト,ヴォルフガング・アマデウス 〔墺〕 (1756.01.27〜1791.12.05) 35歳

モーツァルトがヴァイオリンとピアノのために 書いた「ソナタ」は43番まである。 彼の「ヴァイオリン・ソナタ」は「2重奏曲」 ではなくて「ヴァイオリンの自由な伴奏をもった ピアノ・ソナタ」だった。
1784年にイタリアのマントヴァ出身の 女性ヴァイオリニストのレジーナ・ストリナザッキ (1764~1823)にウィーンの演奏会での 共演を依頼された。
モーツァルトはその依頼を承諾し、4月21日に 「ヴァイオリン・ソナタ」の作曲を開始した。 4月29日には完成し、その日にストリナザッキの ヴァイオリンとモーツァルトのピアノで 初演が行われ、皇帝ヨーゼフ2世が臨席していた。
このころのモーツァルトは多忙だったため ピアノのパートの作曲は間に合わず、 リハーサルも行わず、当日は即興で演奏し 大成功を収めた。
構成面での見事さや、ヴァイオリンのパートの 充実さが光る作品となっている。
第1楽章 Largo - Allegro 第2楽章 Andante 第3楽章 Allegretto

(ヴァイオリン)アンネ=ゾフィー・ムター (ピアノ) ランバート・オルキス ♪ 私が聴いた音源 ♪
|
|