 【 コンツェルトシュトゥック Op. 40 】 シャミナード,セシル 〔仏〕 (1857.08.08〜1944.04.13) 86歳
 出版作品と演奏活動によって、プロとして活躍した 最初の女性作曲家といわれる シャミナードは、 1857年にパリで生まれた。
ピアニストの母からピアノの手ほどきを受けたが、 当時のパリ音楽院は女性の入学を 認めていなかったため、数人の個人教授に師事した。 ゴダールには作曲を学び、8歳で作曲を始めた。 隣人のビゼーから「ぼくの小さなモーツァルト」と 呼んで可愛がられた。
18歳のときからヨーロッパ各地でピアニストとして 活躍したが、サロン風なピアノ曲、歌曲などの作品は ほとんどが出版されて、経済的に豊かだった。
「音楽が私の愛であり、私は音楽に仕える尼僧です」、 「芸術家同士の結婚はおぞましい。いつも一方が 相手を破滅させる」との考えだったが、1901年に 10歳年上のマルセイユの楽譜出版商と 同居をしないものの結婚した。
57歳のときに第一次世界大戦で看護婦になり、 激務が祟り片足を切断している。
その後はイギリス、アメリカ、トルコなどで 演奏旅行を行ない、自作の録音も残した。
1910年ごろからは音楽活動をしなくなり、 79年前の4月13日にモンテカルロで86年の 生涯を閉じた。
1896年に作曲された「コンツェルトシュトゥック」は ピアノと管弦楽のための演奏会用小品である。

(ピアノ)ジェイムズ・ジョンソン (管弦楽 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮) ポール・フリーマン ♪ 私が聴いた音源 ♪
|
|