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...... 2023年03月31日 の日記 ......
■ 《 びっくりシンフォニー 》   [ NO. 2023033101-1 ] sy

【 交響曲 第94番 ト長調「驚愕」】

ハイドン,フランツ・ヨーゼフ 〔墺〕
(1732.03.31〜1809.05.31) 77歳 衰弱



ハイドンは291年前の3月31日に、オーストリアの
ニーダーエースターライヒ州ローラウで
車大工の子として生まれた。
音楽好きの家庭で、幼少のころから
すぐれた音楽の才能を示した。

29歳になった1761年から30年近く、ハンガリー有数の
大貴族のエステルハージ家での長い多忙な
宮廷生活が始まり、5年後に宮廷楽長となった。
温厚で勤勉なハイドンは、楽員の人望を集め、
当主の信頼も厚かった。

生活は完全に保証されていたが、自由のない
窮屈な毎日を強いられていた。
しかしその間に、膨大な数にのぼる交響曲、協奏曲、
室内楽を作曲し、大作曲家としての名声を得た。

「交響曲の父」とよばれているハイドンは、
104曲にのぼる交響曲を作曲している。

第94番「驚愕」は「びっくりシンフォニー」として
親しまれている曲で、イギリスを訪れた1791年に
書かれた、ロンドン交響曲シリーズの一曲である。

第2楽章の冒頭で、静かで単純な旋律の
繰り返しの後に、突如として鳴り響くティンパニーの
連打、全管弦楽の強奏により、「驚愕」という
副題がつけられた。

当時の音楽家は貴族に仕えて、貴族たちの
社交の場のうるおいのために演奏をしていたが、
演奏が始まっても、おしゃべりや居眠りをする
貴族もいただろうから、驚かせる仕掛けを
用意したのではないかという逸話が残っている。

ハイドンは音楽的な創意工夫を施した
数え切れないほどの作品を残している。

      第1楽章 Adagio cantabile: Vivace assai
      第2楽章 Andante
      第3楽章 Menuetto: Allegro molto
      第4楽章 Finale: Allegro di molto



(管弦楽)クリーブランド管弦楽団
(指揮) ジョージ・セル    
      ♪ 私が聴いた音源 ♪




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